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組み込みコンピュータの基礎知識と活用シーン

製造現場の機械や医療機器、社会インフラ機器など、さまざまな機械がコンピュータによって制御されています。これらの機械を制御するコンピュータの一つに“組み込みコンピュータ”があります。

製造業や医療機器、社会インフラ機器などの設計・開発に携わる方のなかには「組み込みコンピュータの基本情報が知りたい」「組み込みコンピュータの用途について知りたい」とお考えの方もいるのではないでしょうか。

この記事では、組み込みコンピュータの概要や活用シーン、一般的なコンピュータとの違いについて解説します。

目次[非表示]

  1. 1.組み込みコンピュータとは
  2. 2.組み込みコンピュータの活用シーン
  3. 3.一般的なコンピュータとの違い
  4. 4.まとめ

組み込みコンピュータとは

 
組み込みコンピュータとは、機械に組み込み、特定の用途や機能に特化したコンピュータのことです。工場の製造装置や検査装置、医療用機器など、さまざまな機器に組み込みコンピュータが利用されています。

組み込みコンピュータは、パソコンと同様に通信機能やCPU、メモリなどが搭載されています。また、機械を操作する人とコミュニケーションを取ることや、外部装置と連携することも可能です。

なお、産業用の組み込みコンピュータは、企業によっては産業用PC・工業用PCなどと呼ぶ場合があり、機械に組み込むタイプやデスクトップ型などさまざまな形状があります。

産業用PCが注目される背景やメリット・デメリットについては、こちらの記事で解説しています。合わせてご確認ください。
 

組み込みコンピュータの活用シーン

 
組み込みコンピュータは、製造現場や医療現場、交通機関など、さまざまな分野で利用されています。

工場の場合は、製造装置や検査装置、産業用ロボットなどに組み込みコンピュータを設置して、安定した制御を行うことで生産性の向上が期待されます。組み込みコンピュータが利用されている装置は、工場によっては24時間稼働するケースがあるため、長期間安定した制御が求められます。

組み込みコンピュータの主な活用シーンは、次のものが挙げられます。
 

▼組み込みコンピュータの活用シーン

分野
活用シーン
製造現場
  • 製造装置
  • 検査装置
  • 産業用ロボット など
医療分野
  • MRI
  • CT
  • X線撮影装置
  • 手術ロボット など
交通機関
  • 駅務機器
  • 高速道路
  • 鉄道車両 など
物流分野
  • 搬送機器
  • 梱包機器 など

  
製造現場で使用する組み込みコンピュータは、高温や振動などの環境で利用されることも想定されます。そのため、過酷な環境にも耐えられる組み込みコンピュータが求められることも多いです。

ほかにも、異常の監視と記録をフルタイムで行うもの、スクリーニングを出荷検査で実施して安定したFA品質を実現するものなど、さまざまな特徴を持つ組み込みコンピュータがあります。

なお、製造業において組み込みコンピュータ(産業用PC)を導入する際は、用途やコストのほか、性能やサイズ、耐久性、サポート体制などをポイントに選ぶことが大切です。

選定方法については、こちらの記事で解説しています。合わせてご確認ください。
 

一般的なコンピュータとの違い

  
組み込みコンピュータと一般的なコンピュータは、活用する目的やシーンなどの違いがあります。

組み込みコンピュータは、工場の製造装置や医療機器などに内蔵して、装置の制御や操作など特定の機能を持っています。その一方で、一般的なコンピュータはオフィスや学校、家庭などで使用されており、文書作成や表計算などの事務処理をはじめとした汎用的な用途があります。

また、一般的なコンピュータはモデルチェンジが多く、供給期間は2〜3年程度です。
 

▼組み込みコンピュータと一般的なコンピュータの違い 

組み込みコンピュータ
一般的なコンピュータ
目的
  • 装置の制御
  • 設備の監視
  • データ収集・分析 など
  • 文書作成
  • 表計算
  • インターネットの利用 など
利用する場所
  • 工場
  • 医療機関
  • 交通機関
  • 物流 など
  • オフィス
  • 学校
  • 家庭 など
供給期間
長期間
短期間
耐環境性
高い
低い

 
なお、マイコン・入出力装置・電源装置など必要最低限の部品を搭載した“マイコンボード”や、CPU・ストレージ・入出力インターフェースなどを統合した“ボードコンピュータ”は、組み込みコンピュータ製品に含まれます。
 

まとめ

 
この記事では、組み込みコンピュータについて、以下の内容を解説しました。

  • 組み込みコンピュータとは
  • 組み込みコンピュータの活用シーン
  • 一般的なコンピュータとの違い

組み込みコンピュータは、製造現場の機械や医療機器などを制御して、長期間安定稼働するように設計されています。また、製造現場では複数の機器やコンピュータと連携することで、設計・製造・検品などの過程をスムーズに行えるようになり、生産性の向上が期待されます。

萩原テクノソリューションズ株式会社』の自社製組込コンピュータは、高品質・長期安定供給を評価され、多くのお客さまの生産設備や産業機器、社会インフラ機器、医療機器などに採用されています。

長年に渡り積み重ねてきた技術と生産システムに加え、厳しい基準でのスクリーニング検査を実施しております。また、トラブル発生時には製品開発した技術者によるサポートも対応可能です。安心して使用できる製品をお探しの場合は、お気軽にご相談ください。
 

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